2014年 08月 02日
「聖地」と言われている三重県四日市のコンビナート。
昭和の高度経済成長期を象徴するような施設と言えるかもしれません。
この時代を表す言葉としては、右肩上がり、土地神話、インフレ、バブル、そして公害。
公害には、水質汚濁、鉱毒、騒音、大気汚染や振動などがありますが、日本各地のコンビナートは大気汚染の主犯格だったのかもしれません。
「四日市ぜんそく」と呼称された呼吸器系疾患が広まっていたにもかかわらず、四日市コンビナートは何度かに渡って規模の拡張が行われました。拡張を進めたのは、四日市ぜんそくの存在を無視し続けた当時の四日市市長だったようです。行政の姿勢がそのようであったので、市と地元住民の関係性は悪化していき、公害訴訟という方向に進んでいったのでした。(wiki「四日市ぜんそく」による)
四日市コンビナート EOS 5Dmark2、CANON EF24-105mm/F4 L IS
こういった経緯や歴史を知ってか知らずか、「キレイな夜景スポット」の一つとして夜のコンビナートは人気があるようです。中でも、四日市のコンビナートは工場夜景の聖地と言われていますが、コンビナートの規模だけでなくて草分け的な意味も含めてそう呼ばれているんだと思います。
四日市コンビナート EOS 5Dmark2、SIGMA Apo DG EX 100-300mm/F4
コンビナートによる公害は無くなったワケでは決してない様ですが、煙突の超高層化や脱硫装置や排水の浄化などにより大幅に改善されてきているのか、最近はそういった話題は国内では耳にしなくなりました。
いま私たちが日本のコンビナートの夜景を美しいモノ、珍しいモノとして観ている様に、中国での大気汚染が改善されて中国の人たちが同じように夜景を見つめるのは何年後のことになるのでしょう。
四日市コンビナートの本格操業は1960年頃ですから、現在では50年ほど経ったことになります。
昭和の高度経済成長期を象徴するような施設と言えるかもしれません。
この時代を表す言葉としては、右肩上がり、土地神話、インフレ、バブル、そして公害。
公害には、水質汚濁、鉱毒、騒音、大気汚染や振動などがありますが、日本各地のコンビナートは大気汚染の主犯格だったのかもしれません。
「四日市ぜんそく」と呼称された呼吸器系疾患が広まっていたにもかかわらず、四日市コンビナートは何度かに渡って規模の拡張が行われました。拡張を進めたのは、四日市ぜんそくの存在を無視し続けた当時の四日市市長だったようです。行政の姿勢がそのようであったので、市と地元住民の関係性は悪化していき、公害訴訟という方向に進んでいったのでした。(wiki「四日市ぜんそく」による)
こういった経緯や歴史を知ってか知らずか、「キレイな夜景スポット」の一つとして夜のコンビナートは人気があるようです。中でも、四日市のコンビナートは工場夜景の聖地と言われていますが、コンビナートの規模だけでなくて草分け的な意味も含めてそう呼ばれているんだと思います。
コンビナートによる公害は無くなったワケでは決してない様ですが、煙突の超高層化や脱硫装置や排水の浄化などにより大幅に改善されてきているのか、最近はそういった話題は国内では耳にしなくなりました。
いま私たちが日本のコンビナートの夜景を美しいモノ、珍しいモノとして観ている様に、中国での大気汚染が改善されて中国の人たちが同じように夜景を見つめるのは何年後のことになるのでしょう。
四日市コンビナートの本格操業は1960年頃ですから、現在では50年ほど経ったことになります。
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by rgb256color
| 2014-08-02 15:28
| ┗━ 夜景